貸し込み

ひどい・・・
いや、小説はいつも通りすばらしいのだが、
ともかく銀行のやっていることがひどすぎ・・・と
すっかり感化されるくらいにドキュメンタリーのような
フィクションのような・・・ともかく面白く読めた。

同著者の本はトップレフト、アジアの隼、青い蜃気楼、
巨大投資銀行、シルクロードの滑走路、カラ売り屋
・・・と
とりあえず文庫本になったものを読んでは、
(通勤中に読書するので単行本とかはでかくて持ち歩けず&読めず・・・。)
どれも書棚の中の「今後も繰り返し読む本」エリアへ置いていく。

銀行、裁判官、弁護士、マスコミ、役人、政治家、
だます側、だまされる側、その家族・・・

主人公はもちろん、様々な立場の様々な人たちが
それぞれの立ち位置、理屈に則して動いていく中、
それらの動きが裁判に影響・反応を及ぼす様子に
どんどん引き込まれていく。

緊迫感あふれる主人公の証人尋問のシーンでは手に汗握り、

調子に乗っちゃったおむすびのありえない凡ミスを見ては、
思わず「おめー、そんなミス、ありえねーだろっ」( ̄□ ̄;)
主人公と一緒に驚愕・絶句・激怒・落胆してみたり、

銀行内の広報と法務のグリグリの責任の押し付け合いでは
「あー、こういう感じ、わかるわかる」( ̄ー ̄)となったり。

エネルギーとかリストラ屋とか早く文庫本にならんかなー。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • カラ売り屋

    Excerpt: ショート・バイアス(というかポジションはショートのみ)の ヘッジファンドマネージャーをカラ売り屋、 過疎の村に対する経済コンサルタントを村おこし屋、 エマージング・マーケットのプレーヤーをエマー.. Weblog: Before I Forget... racked: 2010-01-20 13:23
  • シルクロードの滑走路

    Excerpt: キルギスの民族抗争のニュースを見かけたので再読。 キルギスのフラッグキャリアへの航空機の売り込み―― 中央アジアの旧共産圏で商談を進めていく様を いつものように主人公に同行しているような感覚.. Weblog: Before I Forget... racked: 2010-06-30 12:38
  • アジアの隼

    Excerpt: ドイモイの看板の下、外資流入で盛り上がるベトナムでの 事務所開設や、発電所のためのプロジェクト・ファイナスに 奔走する日本長期債券銀行(長銀+日債銀…?)の真理戸や、 アジアの地場証券として.. Weblog: Before I Forget... racked: 2010-07-27 09:19
  • エネルギー

    Excerpt: 上・中・下巻と三冊の文庫本に分かれる長さで、 相変わらずのリアリティ溢れる描きこみで展開される エネルギーの権益・マーケットを巡る様々な人々のドラマ。 他の黒木亮の小説と同様にぞくぞくしなが.. Weblog: Before I Forget... racked: 2010-12-21 11:41
  • 青い蜃気楼~小説エンロン

    Excerpt: ドットコム・バブルの崩壊に9/11の衝撃が追い打ちをかけた中、 エンロン、クエスト、グローバル・クロッシング、タイコに ワールドコム、と息をつく間さえも与えてくれない怒涛の勢いで 荒れに荒れ.. Weblog: Before I Forget... racked: 2011-04-16 12:09
  • トップ・レフト

    Excerpt: トルコの日系企業に対する大型シンジケーション・ローンの 組成に至る物語を軸に、国際金融市場を生業の場とする人々の 生き様が描かれる、期待通りに質の高い黒木亮の小説。 Weblog: Before I Forget... racked: 2011-06-22 10:55